すき焼きした
今年度は自宅に人を呼んですき焼きをすることが多かった。私の親しんできたすき焼きは関西風で、東京で出会った友人の多くが物珍しがってくれた。といっても、家族で囲んだ食卓を思い出しながら見よう見まねで作ったにすぎないのだが。
やっぱり肉が大事で、一番美味しかったのは奮発して近所の商店街の肉屋を使ったとき。他にも、ネギの切り方だのしらたきの量だの、くだらないことから食べ終わって遊んだゲームまでいろいろ思い出される。とても楽しかった。
東京を離れることになり、最後の晩のこと。友人が新宿のすき焼き店を紹介してくれた。
飛入りだというのに予約客が来るまでの時間をあてがってくれて、店のおばさまが丁寧に作ってくれた。関東風の濃厚な割下に肉も野菜もよく馴染んでいました。家で関東風を作ったときは肉煮になってしまっていたから、これがホンモノかと。すばらしい時間でした。
店のおばさまは海外からのお客さんにも英語でテキパキと対応されていて、国際化のなかで社会を活性化させるのはこういう力だなと思った次第。
さようなら、東京。また来ます。