第152回日商簿記2級 結果と反省

 6月9日に行われた簿記の試験を受けた。24日、結果が出て、合格しました。

 

 

 翌25日、郵送で届いた成績表を見ながら躓いたところを振り返る。なにせ点数的にはギリギリだったので。

 2級の論点になってからそれほど時間の経っていない税効果会計が第3問でフィーチャリングされていた。過去問をやっただけでは経験不足だと感じていたところが出て嫌だったな。とはいえ個々の作業は難しくなかったが。

 その他有価証券の評価替えにかかる税効果会計繰延税金負債の計算を一桁誤りました笑。相殺の結果B/S上で行き場のない繰延税金資産が余ったんだから詰んだんだけど、そんな理由か〜。あからさまに何か間違ってるので、繰越利益剰余金(=当期純利益の計算)や負債・純資産合計に手間をかけるのは無意味と見て飛ばした。ハナから正答する予定もなく、試験的には構わなかったと思う。いや、この第3問が一番減点されているのでダメなんですけどね。減点幅が大きいので、手元の痕跡と記憶には残っていない間違い方をしているようだ。

 他に、問題文や解答様式の取り違えというしょぼいミスをたくさんしている。第1問の端数利息を計算すべき期間の起点を間違えた(笑)。日割って日数数えないといけないし計算結果の正誤判別ができないことが多く好きじゃない。また、第2問の受取配当金の仕訳で控除分のみを追加で記帳するのだと勘違いした。第4問、製造間接費配賦差異を指定にない勘定で仕訳していたのに終了30秒前に気づいて、慌てて直したのだけど、減点されているのを見るとちゃんと修正できていなかったのかな?他のところや数字は合っていた気がするし。これらだけで10点ほどマイナスになっているので残念。

 見直しの時間がなくなった、というより気もそぞろになってしまった原因は第5問にある。過去問をやって標準原価計算や変動予算はあまり苦労なく攻略できると気楽に考えていたが、計算すべきものが何なのかわからなくなるという大混乱に陥ってしまった。たぶん、基準操業度x時間ってババーーンッと書いてくれてあれば悩むことはなかったと思うんですよ。理解の甘いところを見事に突かれてしまった。たぶんこんな感じだろうとごまかし埋めた分が正解したので第3問と同じ減点だったのだけど、理解不足は圧倒的にこっち。講評には*1、この形式で予算生産量と実際生産量が異なったときに正答できるかとあるが、製品Yの両生産量が一致してしまったからこそ迷路に嵌ってしまったんじゃないだろうか。

 せっかく日々を引き締めるリズムになったので、このまま1級にも挑戦したいのだけど、走りっぱなしで突っ込むには不安の残る結果。全体としてそんなに難しいことはしていないはずなので、概念と手順を再度整理してステップアップしていきたいですね。